謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。つばさ薬局をご利用いただき、御礼申し上げます。

新型コロナが5類に移行したとはいえ終息したわけではなく、インフルなど種々の感染もあわせてご留意をお願いします。コロナ禍では、国が進めてきた保健所統廃合など公衆衛生行政の脆弱さが浮き彫りとなりました。自助・共助の姿勢を改めさせ、医療、介護、公衆衛生を国民の権利として位置づけていくことが必要です。

さて、先月国連の二つの重要な会議が開催されました。一つは核兵器禁止条約締約国会議。ロシアのウクライナ侵略、中東地域の武力衝突など、核兵器使用のリスクが高まる中で、核なき世界に向けた取組の継続が採択されました。もう一つは、気候変動枠組条約締約国会議。2030年までに再生可能エネルギーを3倍化することなどを決めました。しかし、日本政府は核兵器禁止条約をいまだに批准せず、石炭火力発電に固執する姿勢が世界から批判されています。次世代に引き継ぐべき平和、地球環境の問題に後ろ向きの姿勢には、心底残念でなりません。

先日、四国の建設工事を営むある企業様から、つばさだよりの記事を社員様に配布したいというご依頼を受けました。遠方からの思わぬ反響があり喜ばしい出来事でした。つばさ薬局開局から30年間欠かさず発行して来ましたつばさだよりですが、今後もくすりと食、健康に関わるお役立ち情報を、地域の皆様はもちろん、全国に向けて発信していく思いを新たにしました。

皆様の健康づくりに貢献し、かかりつけ薬局として身近で頼りにされる存在になることを目指して、職員一同取り組んでまいります。本年もよろしくお願いいたします。

 

一般社団法人みやぎ保健企画代表　荒井　正美