謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。
日頃より、つばさ薬局をご利用いただき、御礼申し上げます。

新型コロナ感染症の蔓延から２年になろうとしています。大変に長い期間、不自由な生活を強いられていることと思います。最近の国外の感染の拡大の状況を見ますと、まだ油断はできません。安心して過ごせる日が待ち遠しいですが、引き続き感染に留意した生活を心がけてまいりましょう。

昨年は、政府によるオリンピック強行などが引き金となった感染拡大は深刻な医療体制の逼迫を引き起こし、多くの尊い命が失われ日々の生活が脅かされる事態を招きました。生活困窮を抱える多くの国民への補償は全く不十分なままです。ワクチンの接種が進んだとは言え、深刻なコロナ禍であってさえも、政府は憲法で保障させている生存権と社会保障の理念をないがしろにして、自己責任を背景に自立と自助の施策で一貫しています。昨年の総選挙は、残念ながら命と暮らしを最優先にする新しい政権を実現することはできませんでしたが、憲法を守り生かす政治こそ、確かな未来があると思います。今後も、地域の方々とともに、社会保障の充実と平和を求めて活動していきたいと思います。

「医薬品・医療機器等法」が改正され、薬局に求められる役割や機能が大きく変わってきています。新たに「地域連携薬局」の認定制度が始まりました。地域の医療機関・介護関係者の方々と連携して、皆様の健康づくりに貢献し、かかりつけ薬局、薬剤師として身近で頼りにされる存在になることを目指して、職員一同取り組んでまいります。

本年もよろしくお願いいたします。

一般社団法人みやぎ保健企画代表　荒井　正美