お知らせ 2024.12.25

【News】 薬と健康の週間2024と、さまざまな地域健康支援活動の紹介

“ 薬と健康の週間 „ とは、「医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ポスターなどを用いて積極的な啓発活動を行う週間」(厚生労働省HPより) です。

今年も10月、つばさ薬局各店で、様々な取り組みを行いました。

また、この間各店が取り組んだ地域の健康支援活動を紹介します。

 

「薬と健康の週間」の取り組み

船岡店 「食べて元気にフレイル予防」

「食べて元気にフレイル予防」、元気シニアレシピの配布を行いました。

食生活シートを用いた健康支援も行いました。患者さんと記入した用紙を一緒に見ながら、結果についてフィードバックを行います。

ご自身で行っている健康習慣を語る方もいて、健康維持に対する意識の高さをうかがうことが出来ました。

多賀城店 「食生活行動チェック」

「食生活行動チェック」を実施しました。

パソコンを使用して質問に答えてもらう形式です。終了後、質問表を患者さんと薬剤師に渡し、お薬お渡しの時にアドバイスを行いました。

長町店 「禁煙」「薬の保管」に関する〇×クイズとバルーンアート

待合室でお薬や健康に関わる「○×クイズ」を声がけしながら行いました。

今年は「禁煙」と「薬の保管」をテーマに薬学実習生に作成していただきました。

午後からは特別企画として「脳トレバルーンアートで犬を作ろう」を行いました。

他店の薬剤師からバルーンアートを教えてもらい、来局された方は、何とかバルーンアート犬を作れるようになりました。

バルーンアートは、手指を使いつつ、次の工程や完成したイメージを持って作業をしていくため脳トレにもなると実感しました。

古川店 自治体と合同しての健康チェック企画

大崎市と合同で健康チェック企画を行いました。大崎市の保健師さんが来局し、

フレイル測定(インボディ測定、握力測定など)と健康相談を実施していただきました。

地域の薬剤師会の経由で、薬学生が研修に訪れ、薬剤師と一緒に骨密度測定を行いました。

薬の待ち時間を利用し、たくさんの患者様に健康チェックを行いました。

参加された患者様へは、カルシウム入りのウエハースをお渡しし、大変喜ばれました。

共同組織の強化月間中でもあり、友の会の紹介コーナーを設置しました。

健康チェックへ参加された患者様には「友の会をご存知ですか?」と声がけしパンフレットをお渡ししました。

中新田店 薬物乱用防止の啓もう活動

「薬物乱用防止」をテーマに啓蒙活動を行いました。

小学校高学年のお子さんを持つ方や、それ以上の年齢の学生さんを対象にしたパンフレットを準備し、家族の方へのお渡しを行いました。

のどかな地域で、需要はあまりないかもしれませんが、毎年夏に地域の商店街で行われている、同様のチラシ配りと連携した取り組みとして位置づけました。

泉店 「タンパク質を上手にとる方法」

「たんぱく質を上手に摂る方法」について、セントラルキッチン栄養士作成のパンフレットを用いて、

薬剤師よりたんぱく質の効果等のアドバイスを実施しました。

また、セントラルキッチンより植物性高たんぱく質粉末の試供品を提供いただき、配布しながら情報提供を行っています。

期間中、セントラルキッチン栄養士による対面の栄養相談も開催でき、骨密度測定を行いながら、健康週間の活動を行いました。

玉川店 「水分補給について」

「水分補給について」と題して、掲示と「水分補給テスト」を待ち時間に実施しました。

 

松島店 減塩コーナー、塩分チェックシート

減塩コーナーを作成、展示しました。薬局内の渡薬カウンター仕切り版には、

減塩やバランスの良い食事に関する普及チラシを印刷し、薬と健康の週間の啓蒙ポスターなどと一緒に掲示しました。

高血圧薬物治療中の方に塩分チェックシート等を用いて減塩について指導を行いました。

患者向けパンフレットの種類の充実と展示の見直しも行いました。

若林店 握力測定と体力確認チェックシート

「握力測定とチェックシートでフレイルチェック!」をおこないました。

65歳以上の方を対象に、チェックシートで運動・口腔・食事・社会の4項目アンケート調査をおこない、

5年後に今と比べてどういう生活が送れるかを確認しました。

その後、握力測定をおこない、体力の確認と転倒の危険性をチェックしました。

体力に不安のある方には、室内で出来る簡単な体操の紹介をおこない、

食事に不安のある方には、たんぱく質強化食品のサンプルを配布し紹介しました。

上杉店 マイコプラズマ感染症についての啓もう活動

流行の兆しが出ていたマイコプラズマ感染症に関してオリジナルの資料を作成の上、展示コーナーを設置しました。

受診した結果、マイコプラズマに感染、陽性となっていた患者様もそれなりにおり、

電話の問い合わせも増え、症状の聞き取りや予防方法に関して資料を活用し説明・指導を行いました。

後日、薬と健康の週間の取り組みについて、地域の薬剤師会から表彰をいただきました。

ほか、バルーンアートの講師活動を様々な地域で行っています。

この間つばさ薬局の各店が取り組んだ、地域の健康支援活動

【船岡店】

4月は熱中症予防「暑熱順化」のチラシ配布と掲示、5月は31日の世界禁煙デーに、みやぎヘルスサテライトステーションに配布されたファイルと禁煙のチラシをお渡しし、7月はアルコール摂取量の目安と含まれる糖分について、チラシの配布と展示を行っています。

7月の取り組みでは、写真を撮ったり、糖分を見える化したものを手にとり、糖分の量について、「こんなに入っているの?」と驚いた口調で、待ち時間にご家族と話をしている人もいました。

7月

対面形式の栄養相談会を、セントラルキッチンの管理栄養士の協力のもと、開催しました。

先に個別相談を始め、その後、待合室で骨密度測定を行いました。

骨密度測定は10人前後の方が行っていました。久しぶりの対面形式で、患者さんも楽しく測定会に参加している様子でした。

7月

薬剤師、薬学実習生、実習担当職員と地域の班会に参加しました。その地域では、お茶会を毎週開催しています。当日は、説明よりも参加された方からの質問に時間を多く取りました。普段の食生活や薬の内容など色々な質問を頂き、活発な班会になったと思います。

実習生さんも普段の渡薬のときには出されないような質問に触れることができ、新たな発見があったのではないかと思います。

帰り際には支部の方が施設へ展示した原爆パネル展も拝見してきました。

9月

9月は世界アルツハイマー月間、21日は世界アルツハイマーデー「認知症の日」です。

薬剤師が地区の学習会に参加したのをきっかけに、業者さんから「脳の健康」についての冊子を頂きました。待ち時間に冊子に目を通す方や、持ち帰る際に声をかけてくれる方がいらっしゃいました。

店内用の読み物として、認知症の人と家族の会「認知症の人のご家族へ 認知症のある生活に備える手引き」「認知症の人と家族の暮らしを支える手引き」「認知症と向き合う あなたへ」を置いています。

10月

薬剤師、薬学実習生、実習担当職員と班会に参加しました。

「健康食品、サプリメントと医薬品の違い」についてお話を少しだけして、メインは参加された方からの質問にお答えしました。興味を持って参加された方が多く、1時間近くの質問が続きました。健康診断の結果や薬剤情報提供書を持参された方もおり、改めて薬剤師が「健康の相談窓口」として求められているということを実感しました。

【多賀城店】

多賀城店は、共同組織の班会講話をたくさん行っています。

6月

薬剤師、事務職員が参加しました。テーマは「薬とサプリメントの正しい使い方」についてです。若手薬剤師は、自分も講義をすることによって、サプリメントについて学ぶことができ、よい経験になったと話しています。

9月

薬剤師、薬学実習生が参加しました。「正しい薬の飲み方・サプリメントについて」についての講義です。講演後は質問が多く、とても活発な班会となりました。飲んでいる薬・サプリメントについて普段から疑問を抱えていたり、昨今のサプリメントによる健康被害もあり、強い関心をもって聞いている様子でした。

先輩薬剤師と新人薬剤師が参加しました。「正しい薬の飲み方・サプリメントについて」の講義です。

病院の元看護師さんも参加されていて、親睦の深まる班会でした。講話の後、質疑応答と世間など、お茶っこ会のような和やかなお話にて終了となりました。

薬、サプリメントだけでなく、当薬局の在宅訪問、配達サービスに関しても質問をいただきました。

新人薬剤師は「健康食品などに関することは勉強してきましたが、今回、参加された方々がどのようなことに着目されているのか学びになりました。聞いたことを参考にして今後の薬剤師としての仕事に活かせたらと思います」と感想を述べています。

9月

薬剤師と新人事務職員が参加しました。テーマ は「サプリメントについて」です。健康食品は“あくまで食品”であり効果に過信しないこと、医薬品との違い、医薬品との飲み合わせ等をお話ししました。

話題の紅麹サプリや、企業の過大広告などの質問もあがり、終始盛り上がった1時間でした。10月から開始の選定療養制度も説明し、ジェネリックへの理解も深まったと思います。

【長町店】

10月

近隣地域のオレンジネットカフェの様子です。長町店が毎月協力している認知症カフェへ、バルーンアートの講師に他店の薬剤師が応援に来てくださいました。風船の割れる音が響く中、和気あいあいとみんなでバルーンアート作成を行いました。

10月

地域の班会に参加し、事務職員が講義を行いました。テーマは「くすり代の謎について」。

かかりつけ薬剤師や、おくすり手帳、長期収載品の選定療養費制度について、スライドを作成して話をしてきました。

他にも、LINEを使った処方箋伝送のサービスや、介護用食器のチラシ、低カロリー甘味料の試供品を配布して、長町店の紹介も行いました。早速その場でお一人、LINE登録をしてくださいました。

みなさんからは、「処方箋の有効期限」や、「FAX受付は料金がかかるの?」など、沢山のご質問をいただき、普段疑問に思っていることが多いのだと感じました。

長町店ご利用の患者様も参加されていて、短い時間でしたが交流することができました。疑問や不安の解決に少しでもお役に立てたなら幸いです。

【古川店】

9月

地域の友の会健康まつりが開催されました。穏やかな気候のなか、300名を超える来場者がありました。地域の音楽家のお話をメインに、保育園の園児たちの出し物などがあり、大盛況でした。つばさ薬局は、薬の相談コーナーと飲み物販売、セントラルキッチンの管理栄養士も参加して骨密度測定を行いました。

【中新田店】

9月

中新田公民館にて地域友の会の健康まつりが開催されました。

地域包括支援センターから講師の方を招いてフレイル予防のお話を聞いたり、会員さんによるお楽しみ発表で舞踊や太極拳の演目がありました。参加者の方々の勢いに雨も吹き飛ぶようでした。

薬関係の相談に足を運んでくださる方が多かったように見受けられました。漢方薬に興味のある方が多かった印象です。テーブルを広く使い、つばさだよりを並べて自由にとってもらったり、話を聞きながら、該当するものをお渡しして説明することで喜んでいただけました。

薬の手帳を何人かの方に差し上げて来局に結び付く様にお話しさせていただきました。並行して、骨密度測定も行いました。つばさだよりの骨粗しょう症のバックナンバーに骨密度の結果の用紙を挟んでお渡しし、薬の手帳に貼っておいてください、と一言添えました。

 

【松陽台店】

近隣地域の健康まつりにて、薬剤師と事務職員が要員参加し、こどもコーナーと薬剤師相談コーナーを担当しました。

こどもコーナーでは、駄菓子ブースと薬物乱用防止をテーマ(マトが危険ドラックなどの簡易的なイラスト)にした射的ブース、薬剤師相談コーナーでは、お薬相談のほか、スモーカライザーでの禁煙指導なども行い、たくさんの方に立ち寄っていただきました。

特に、射的ブースには子どもだけではなく大人の方も参加しており、大盛況の企画となりました。

【泉店】

8月

地域の友の会こどもまつりに薬剤師と事務職員が参加しました。

子ども薬剤師体験コーナーを行いました。コーナーでは、たくさんの子どもたちが楽しんでおり、盛況でした。

【セントラルキッチン】

10月、近隣地域でお茶っこ会が開催されました。セントラルキッチンの管理栄養士が塩分についてお話をしました。クイズも交えながら、薄口しょう油と濃口しょう油では、薄口しょう油の方が塩分が多いなど、発見も多くあったようです。

実際にお家で作っているみそ汁を持ってきていただき、塩分濃度の測定も行いました。インスタントみそ汁や塩ラーメンのつゆ、自家製のおみそそのものを持ってきた方もいらっしゃいました。

皆さん塩分濃度基準値内のみそ汁だったので、これからも健康に過ごしていただければと思います(みやぎ東部健康福祉友の会11月号より転載、編集させていただきました)。