つばさだより 2021.12.28

【2021.12月号】つばさだより No.325

骨粗鬆症とは…?

骨の強度が低下してしまい、骨折などが起きやすくなる症状のことです。

骨密度が低下し骨がもろくなると…

〇つまずいて手や肘をついた 〇くしゃみをした 〇せき込んだ

といったわずかな衝撃で骨折する危険が高まります。

 

原因

加齢:腸内でのカルシウムの吸収が悪くなる。

ダイエット:栄養不足に陥り、骨にカルシウムが蓄積できなくなる。

運動不足:骨への負荷がかからないと、骨形成する細胞が活発に働かない。

閉経:女性ホルモンの1種であるエストロゲンの分泌が低下し、骨からカルシウムが溶け出すことを抑制できにくくなる。


食事から栄養を補い、“骨密度を低下させない” “骨を強くすること” がとても重要です。

他の原因としては、カルシウム不足、日光に当たらない生活、運動をしない、飲酒、喫煙などがあげられます。

 

骨を強くする食事

必要な栄養素…カルシウム・ビタミンD・ビタミンK!

骨を作るためにはカルシウムが欠かせません!

ただ、骨の健康に欠かせないカルシウムは体内への吸収率が低い栄養素です。

そこで、体内にきちんと吸収するためにビタミンD、ビタミンKの助けが必要となってきます。


〈主な働き〉

カルシウム:丈夫な骨を形成する

ビタミンD:腸管でのカルシウムの吸収を良くする働き

ビタミンK:骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働き


〈それぞれの栄養素を含む食品〉

どのぐらい食べたらいいのでしょうか…?

カルシウム

※1日に700~800㎎摂取することが推奨されています。

例えば… 3食乳製品に + 干しエビを食べる

              牛乳1本 + ヨーグルト + チーズ + 干しエビをかけた冷やっこ

→全部食べると800㎎のカルシウムの摂取ができます。


ビタミンD

※1日に5.5μg摂取することが推奨されています。

例えば… まいわし1尾 5.6㎍

             まいたけ(油炒め)1パック 5.5㎍

*ビタミンDは太陽に浴びることにより体内で作り出すこともできます。


ビタミンK

※1日に150µg摂取することが目安とされています。

例えば… モロヘイヤ1束 500㎍

             カットわかめ1スプーン 160㎍

※ワルファリンを服用されている方は、薬の効果に影響が出しまうため摂り過ぎに注意が必要です。

   お医者さんの指示に従いましょう。

 

«ちょい足し» カルシウムアイディア

毎日の食事に少しずつプラスしてカルシウム不足を解消しましょう。

作ってみよう! 今日から始めるMYルール!!

骨粗鬆症を予防・改善するには、骨密度を高める食事と適度な運動を繰り返し行うことが大切です。

そのためにも継続できそうな自分なりのルールを作ってみるのはいかがですか?

〈例えばこんなルールは??〉

□ 毎日コップ一杯牛乳を飲む

□ 青菜類を一日一回は食事に取り入れる

□ 週1回はビタミンDを多く含む魚を食べる

□ 週末はウォーキングをする。

□ なるべく階段を利用する

                   〈参考文献〉・厚生労働省eヘルスネット 骨粗鬆症予防のための食生活 / ・iihone.jp

 


どちらの病院の処方箋でも受け付けています(在庫がない場合、準備にお時間を頂くことがあります)。
薬の情報をまとめて管理することで、より確実な飲み合わせのチェックができます。


現在、つばさ薬局ではセントラルキッチン栄養士による栄養相談をコロナ感染拡大防止の関係で休止しておりますが、
個別に栄養士の相談を受けることができます。ご希望の方はご遠慮なく職員にお申し出ください。